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奨学金は、いくら借りて、いくら返すのか

日本学生支援機構の3つの制度を、金額と条件で並べました。第二種の利率は令和8年7月以降、制度上の上限である年3.0%に達しています。

最終更新:2026年11月

第二種の利率は、1年で1ポイント上がった

まずこの数字から。令和7年10月に貸与が終了した人の利率は、利率固定方式で年 2.012%。令和8年10月は年 3.000% です。

0%1%2%3% 2025/012025/072026/012026/072026/10
利率固定方式 利率見直し方式 上限 年3.0%

出典:日本学生支援機構「第二種奨学金の利子と利率の算定方法」。貸与終了年月ごとの基本月額に係る利率です。増額部分の利率はこれに上乗せされます。

月5万円を4年間(240万円)借りて15年で返す場合、この1ポイントの差は返済総額で 200,967 円 になります。借りた金額は同じでも、卒業の時期が1年違うだけでこれだけ変わります。

借り方毎月の返済額返済総額うち利息
第一種(無利子)13,333 円2,400,000 円0 円
第二種・見直し方式 2.274%15,749 円2,834,796 円434,796 円
第二種・固定方式 3.000%16,574 円2,983,313 円583,313 円
参考:1年前(令和7年10月)2.012%15,457 円2,782,345 円382,345 円

月5万円×48か月=240万円を、元利均等返済で180回(15年)返した場合の試算です。実際の返還期間は貸与総額によって決まります。

3つの制度のちがい

 給付型第一種第二種
返す必要なしあり(無利子)あり(有利子)
利率—0%年 3.000%(固定方式)
授業料の減免ありなしなし
月額の上限75,800 円64,000 円120,000 円
選考家計+学力家計+学力(厳しめ)家計+学力(ゆるめ)
併用給付型と第一種は併用できますが、給付型の区分に応じて第一種の額が調整されます。第一種と第二種の併用も可能です。

給付型奨学金はいくらもらえるか

返す必要がない奨学金です。世帯年収で4つの区分に分かれ、区分によって金額と授業料の減免割合が変わります。

区分国公立・自宅国公立・自宅外私立・自宅私立・自宅外年収の目安
第Ⅰ区分29,200 円66,700 円38,300 円75,800 円271万円
第Ⅱ区分19,500 円44,500 円25,600 円50,600 円303万円
第Ⅲ区分9,800 円22,300 円12,800 円25,300 円378万円
第Ⅳ区分7,300 円16,700 円9,600 円19,000 円635万円

金額は大学・短期大学・専修学校専門課程の月額。年収の目安は4人世帯・予約採用の場合で、世帯構成によって変わります。第Ⅳ区分は多子世帯(扶養する子が3人以上)に限られます。

授業料と入学金も減免される

給付型に採用されると、授業料と入学金の減免が同時に受けられます。減免の割合は第Ⅰ区分が満額、第Ⅱ区分が3分の2、第Ⅲ区分が3分の1、第Ⅳ区分が4分の1です。多子世帯は第Ⅳ区分でも満額になります。

区分授業料(年・上限)入学金(上限)
国公立大学約 540,000 円約 280,000 円
私立大学700,000 円260,000 円

満額(第Ⅰ区分・多子世帯)の場合の上限額です。入学金の減免は1回のみ。

第一種奨学金(無利子)の月額

選べる月額は、国公立か私立か、自宅から通うか下宿するかで変わります。

区分選べる月額上限4年間の総額(上限で借りた場合)
国公立・自宅20,000/30,000/45,00045,000 円2,160,000 円
国公立・自宅外20,000/30,000/40,000/51,00051,000 円2,448,000 円
私立・自宅20,000/30,000/40,000/54,00054,000 円2,592,000 円
私立・自宅外20,000/30,000/40,000/50,000/64,00064,000 円3,072,000 円

無利子のため、借りた額がそのまま返す額になります。

第二種奨学金(有利子)の月額と利率

月2万円から12万円まで、1万円きざみで選べます。金額の制約はゆるい反面、利息がつきます。

利率は貸与が終わった月で決まる

利率は借りている間ではなく、貸与が終了した月の基準で決まります。つまり卒業のタイミングで決まり、自分では選べません。直近12か月の数値です。

貸与終了利率固定方式利率見直し方式
2026年10月3.000%2.274%
2026年09月3.000%2.400%
2026年08月3.000%2.200%
2026年07月3.000%2.000%
2026年06月2.922%1.900%
2026年05月2.922%2.000%
2026年04月2.722%1.874%
2026年03月2.423%1.600%
2026年02月2.423%1.600%
2026年01月2.512%1.700%
2025年12月2.312%1.600%
2025年11月2.112%1.300%

基本月額に係る利率。増額部分はこれに上乗せされます。利率の上限は年3.0%です。

固定方式と見直し方式のちがい

利率固定方式は、貸与終了時に決まった利率が返し終わるまで変わりません。利率見直し方式は、おおむね5年ごとに見直され、市場金利が上がれば上がり、下がれば下がります。

いまは固定方式が上限の3.0%に張りついているため、見直し方式のほうが低くなっています。ただし見直し方式は将来上がる可能性があり、どちらが有利かは返済期間中の金利次第です。

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よくある質問

第二種奨学金の利率は今いくらですか?

令和8年10月に貸与が終了した場合、利率固定方式で年3.000%、利率見直し方式で年2.274%です。固定方式は令和8年7月以降、上限の年3.0%に達しています。1年前の令和7年10月は固定方式で年2.012%だったため、1年で約1ポイント上昇しました。

第一種と第二種はどちらを借りるべきですか?

第一種は無利子なので、条件を満たすなら第一種が有利です。月5万円を4年間借りて240万円を15年で返す場合、第一種なら返済総額は240万円ですが、第二種を年3.0%で借りると約2,983,313円となり、利息だけで約583,313円かかります。

給付型奨学金はいくらもらえますか?

大学の場合、第Ⅰ区分で国公立・自宅通学なら月29,200円、私立・自宅外通学なら月75,800円です。世帯年収の目安は4人世帯で271万円までが第Ⅰ区分、635万円までが第Ⅳ区分(多子世帯に限る)です。給付型に採用されると授業料と入学金の減免も受けられます。

掲載している金額・利率・年収の目安は、日本学生支援機構および文部科学省が公表する令和8年度の情報にもとづく参考値です。返済額の試算は元利均等返済による概算であり、実際の返還額・返還期間を保証するものではありません。利率は貸与終了月ごとに決まり、毎月変動します。採用の可否、金額、返還の条件は、日本学生支援機構および進学先の大学に必ずご確認ください。当サイトは奨学金の申込み手続きの代行や斡旋を行いません。
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